フェラーリはテクニカルディレクターの即時退職を発表した。(C)Ferrari

フェラーリは、テクニカルディレクターのエンリコ・カルディレが即時に退社したことを発表した。 数日前、アストンマーティンが20年近くフェラーリを支えてきたベテランと契約するという噂が流れる中、『La Gazzetta dello Sport（ガゼッタ・デロ・スポルト）』紙は、カルディレが実際には残留することを報じていた。 「フェラーリのテクニカルディレクターは2025年シングルシーターの設計の最前線に立っており、彼の差し迫った退社の噂とは矛盾している」と、わずか3日前にシルバーストーンでパオロ・フィリセッティ記者が報じていた。 ここ数ヶ月、F1チーム間での技術スタッフの大きな動きに関する噂は増加しており、カルディレの噂はエイドリアン・ニューウェイのレッドブルに関するニュースとほぼ同時期に浮上している。 「ニューウェイの将来に関する決定は、他の人々の動きにも連鎖効果をもたらすだろう」とフィリセッティ記者は付け加えた。 そして火曜日、フェラーリはカルディレが「退職届を提出した」と認め、チーム代表のフレデリック・バスールが「暫定措置」としてシャシー部門を引き継ぐことになった。 もう一人の『La Gazzetta dello Sport（ガゼッタ・デロ・スポルト）』紙のジャーナリスト、ジャコポ・モレッティ記者は、カルディレの後任が最近メルセデスを退社し、10月1日からフェラーリで働き始めるロイック・セラになると考えている。 カルディレの移籍先について、『La Repubblica』紙は火曜日、「彼はアストンマーティンに行く予定で、早ければ水曜日にも発表されるだろう」と自信を持って報じた。