鈴鹿の白ネギ出荷最盛期 強い甘み特徴、JA職員ら仕分け 三重
【鈴鹿】三重県鈴鹿市津賀町の西部カントリーエレベーターでこのほど、JA鈴鹿白ネギ部会(本郷一馬部会長)による白ネギの出荷が最盛期を迎えた。出荷は3月末ごろまで続き、本年度は約300トンの出荷を見込む。 鈴鹿の白ネギは「鈴鹿おろし」の寒風を受けて育つため、甘みが強いのが特徴。県内生産の約8割を占める。出荷作業は11月上旬から始まり、今後出荷のピークは1月上旬ごろまで続く。 25日は約20件の農家が等級別に分けた3キロ入りの約2千箱、計約6トンを青果物出荷場に持ち込み、JA職員とともに仕分け、トラックで四日市市の市場に配送された。 本郷部会長(41)=同市山本町=は「猛暑で厳しかったが台風の直撃もなく、最近の冷え込みと日中の寒暖差で生育は順調。甘みの増した白ネギをぜひ食べて」と話した。 同部会は平成24年に5戸の農家で設立し、現在は市の西部地域を中心とした43人が加入する。作付面積は約17ヘクタールで県内1位。