「ハマス最高指導者を殺害した可能性がある」 イスラエル軍が発表
イスラエル軍は17日、パレスチナ自治区ガザ地区で殺害したイスラム組織ハマスの戦闘員3人のうち、1人が最高指導者シンワル氏の可能性があり、確認中と発表した。殺害が確認されれば、軍にとって大きな「戦果」となる。 シンワル氏は1962年、ガザ地区南部ハンユニスの難民キャンプで生まれた。イスラエルのスパイを摘発する活動に従事した際、スパイを残忍な方法で殺害するなどして「ハンユニスの殺し屋」と恐れられた。 ハマスのガザ地区トップを務め、今年7月末、イランに滞在中の最高指導者ハニヤ氏がイスラエルによるとみられる攻撃で殺害された後、新たな最高指導者に選ばれた。 イスラエル側は、シンワル氏を昨年10月にあった越境攻撃の首謀者の一人とみている。【カイロ金子淳、エルサレム松岡大地】