僕は、F1で戦い続けたいんだ……2025年のシート喪失が噂されるマグヌッセン「絶対に不可能となるその瞬間まで、僕はそのために集中する」
ハースF1のケビン・マグヌッセンは、来季のF1シートを確保するのが難しいと噂されるひとりだが、可能性がゼロになるその瞬間まで諦めることはないと語った。 動き加速する2025年F1ドライバーラインアップ! ペレス&角田の残留決定で、次なる注目はサインツJrの去就とメルセデスの”残り1席” 急速に動いている2025年シーズンに向けたF1ドライバー市場。ハースのマグヌッセンは、今季チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグに大きな差をつけられてしまっているということもあり、来季のF1”参戦権”を確保するのが難しいと言われている。 「そうなってしまう可能性はあるね。チームは僕のことを知ってくれているし、その力を今更証明する必要はないと思う」 マグヌッセンはそう語る。 「僕はここで走り続けたいと、明確に言ってきた。チームは良いポジションにいるし、その将来にもかなり希望があると思う。だから、ハースの一員で居続けたい。どうなるか分からないけど、何かが決まるまで、とにかく走り続けるだけだ」 前述の通り、今季のマグヌッセンは、ヒュルケンベルグに獲得ポイントの上では大きな差をつけられている。ただ本人曰く、運に見放されている部分もあるように感じているという。 「運が味方してくれない……確かにその通りだ。今年はペースもよかったから、フラストレーションが溜まる年になっている」 「今年はマシンの調子がずっと良くなった。去年は苦労していたんだけど、特に予選ではずっと楽になったような気がする。でも、本当にうまくいかない……」 「常に向かい風が吹いているように思えるシーズンだ。でもそれもF1の一部であり、そういうことに対してただ忍耐強く、冷静でいなければいけない。最終的にはうまくいくと信じている」 F1でのシートを確保できなかった場合、F1以外のカテゴリーに選択肢はあるのか? そう尋ねられたマグヌッセンは、F1に参戦すること以外今は考えていないと語る。 「僕はF1で走りたいんだ。それが今の僕の心境だ。それが絶対に不可能になるまで、僕はそれに集中し続けるよ」 「そしてどんなことが起きたとしても、その段階で対処するつもりだ」
田中 健一/Oleg Karpov