【速報】大阪・八尾市が会見で謝罪 16年間『斎場のトップ』務める59歳職員が収賄容疑で逮捕
大阪府八尾市内の斎場利用者の氏名などが書かれた書面を交付した見返りに、現金40万円を受け取ったとして、八尾市職員の男が逮捕されました。 八尾市は8日午後6時から会見を開き、「個人情報を意図的に流出させた点、見返りに現金を受け取った点、極めて悪質と受け止めている、斎場利用者の信頼回復に全力で務めたい」などとして、謝罪しました。 加重収賄と地方公務員法違反の疑いで逮捕されたのは、大阪府八尾市の職員・西川雅昭容疑者(59)です。 警察によりますと、西川容疑者は八尾市内にある「八尾市立斎場」で勤務していましたが、おととし10月上旬から去年10月下旬の間に、葬儀関連商品の販売業を営む木下昌宏容疑者(61)らに、斎場利用者の氏名などが載った書面を複数回にわたり渡し、情報を漏らした見返りに、去年11月までの1年間に現金40万円の賄賂を受け取った疑いが持たれています。
16年間 斎場のトップ
会見を行った八尾市は西川容疑者について、「欠勤、休みが少なく、事務的にコツコツしていた。性格的に問題があったことは把握していない」とし、金銭トラブルについても「聞いたことがない」としました。 16年間、斎場のトップである技能長を務めていて、火葬の調整や、施設管理などをしていたということです。 八尾市はあす午前9時から、市民などからの問い合わせ窓口を設置するということです。