インフル感染拡大…B型も 年末年始に“家族感染”続出 肺炎や脳症など合併症にも注意
東京ビジネスクリニック・内藤祥医師 「(感染症が)流行してない時期と比べると10倍」 先月30日には、インフルエンザの陽性率が8割を超えたということです。(※検査件数213件、陽性者数185人) 年が明けても患者の数はほとんど減っていないといいます。さらに、年明けのいま流行に変化が。 東京ビジネスクリニック・内藤祥医師 「例年、A型の流行が終わる時期にB型がパラパラと目立ち始めて、春先にかけてもう少し増えて」 B型は大きく流行することはないということですが、おなかの調子を崩すなど、人によって症状の出方に違いがあるということです。 ◇ こうした中、7日付でインフルエンザの治療薬「タミフル」のジェネリック医薬品を製造する沢井製薬が、製造が追いつかないとして、一時的に供給を停止すると発表。薬の供給の再開時期は、カプセルは2月上旬、ドライシロップは1月下旬を予定しているということです。 そして、医師が注意を呼びかけていたのは、インフルエンザの合併症です。 クリニックばんびぃに・時田章史院長 「合併症の肺炎とか脳症が重要になってくる。肺炎は特に注意しなきゃいけない」
以前診察したという7歳の子どものレントゲン写真を見せてくれました。 クリニックばんびぃに・時田章史院長 「(胸の)左側全体が肺炎と胸水がたまって、呼吸困難になっている状態」 場合によっては後遺症となるケースもあるため、医師は基本的な感染対策が重要だとしています。