山氏が比例で復活当選 衆院選富山1区
27日に衆院選の投票が行われ、富山1区の立民新人、山登志浩氏(44)=富山市永楽町=は28日、選挙区で敗れたものの比例代表北陸信越ブロックで惜敗率による復活当選を果たした。 山氏は政権交代を訴えたほか、持続的な賃上げのための中小企業支援や、教育無償化・児童手当拡充などを公約に掲げ、票を伸ばした。 山氏の陣営は、落胆の表情から一転、歓喜に包まれた。比例復活を果たした山氏は「長いトンネルの中からやっと出てこられた」と語った。 27日午後6時ごろから支援者らが富山市奥田新町のボルファートとやまに集まり、約60人が開票の行方を見守った。テレビで小選挙区での落選が伝えられた数分後、北陸信越ブロックでの比例復活が確定的になると、支援者や陣営幹部は立ち上がって拍手で喜び合った。 28日午前1時半ごろ、本人が会場に入り、両手を振って支援者らの声援に応えた。陣営幹部と握手を交わしてステージへ上がると、「ヤマ」コールが起こった。岡崎信也選対本部長が「これまで届かなかった声を国会に届けるのが大事な任務だ」と勝利宣言し、万歳三唱した。菅沢裕明立民県連代表と浜守秀樹連合富山会長、村井宗明元衆院議員が祝辞を述べた。