ギブソン、国外初の旗艦店をロンドンにオープン ジミー・ペイジ、ブライアン・メイらが祝福「ギブソンギターを手にしたことは正しい決断だった」
アメリカ発のギター&ベースブランド・Gibson(ギブソン)が、2月24日にフラッグシップストア・Gibson Garage London(ギブソン・ガレージ・ロンドン)をオープンした。同店はアメリカ・ナッシュビルのGibson Garage Nashvilleに続く世界2店舗目、国外初の旗艦店となる。 【写真】ギブソン、国外初&世界2店舗のフラッグシップショップをオープン 一般オープンに先立って2月22日に開催されたオープニング・セレモニーには、ジミー・ペイジ(レッド・ツェッペリン)、トニー・アイオミ(ブラック・サバス)、サー・ブライアン・メイ(クイーン)、ジェイムス・ベイらが駆けつけた。 キックオフイベントでは、ジミー・ペイジと同社のコラボレーションパートナーシップの締結が発表。ギブソンのプレジデント兼CEOのセザール・グイキアン氏は「ジミー・ペイジは、ギブソンの歴史においてとても重要な人物。ギターのアンバサダーであり、ロックの誕生と進化における先駆者です」と語り、「多くの点で、ジミーはギブソンの黄金期以降の成功、継続的な革新、進化に多大な貢献をしてきた。私たちは、ジミーがギブソンチームを信頼してくれたことに感謝し、この壮大なコラボレーションを形にすることで彼に敬意を表したいと思います」と伝えた。 ジミー・ペイジは「セザールに会って、これからのギブソンの展望を聞いたとき、ぜひ自分も協力したいと思いました。ギブソンのファクトリーで働いている人たちの仕事ぶりを見て、かつて私がレスポールカスタムとダブルネックを手にしたことは間違いなく正しい決断だったと確信しました」と振り返った。 ギブソン・ガレージ・ロンドンのメインフロアは、4500平方フィート(約418平方メートル)の広さを誇り、ギブソン、ギブソンカスタム、ギブソンアコースティック、エピフォン、クレイマー、マエストロペダルなど、300本以上のエレクトリックギターとアコースティックギターを実際に演奏することができる。さらに、店内の「ギブソン・カスタムショップ・マーフィー・ラボ」エリアでは、木材など各種スペックをカスタマイズして自分だけのカスタムギターをデザインすることが可能。 このほかアパレルやギフト、ライフスタイルグッズ、ギターアクセサリーも用意されており、プロミュージシャン、カジュアルなギタリスト、初心者、ギターを弾かない音楽ファンまで楽しむことができる新しい音楽スポットとなっている。 セザール氏は同店について「ファンのみなさんにギブソンを体験していただくための場所です。ロンドンには今でも影響力のある音楽の歴史があり、ガレージはロンドンの音楽コミュニティの一部となるでしょう」と期待。「ライブステージでは、音楽界のレジェンドから新進アーティストのパフォーマンスやスペシャルイベントを随時開催する予定です。ギブソンの楽器、サウンド、メディア、アパレルを通して、ライブミュージックとライフスタイルを体験できるエキサイティングな場所です。ギブソン・ガレージがロンドンの音楽シーンに多大な影響を与えるだけでなく、ロンドンで必見の場所となることを願っています」と伝えた。 ■来場アーティストコメント ▼トニー・アイオミ 「ギブソンが新しいギブソン・ガレージをロンドンに作ったことは本当に素晴らしいことです。ここは普通のギターショップとは違う、ミュージシャンがインスピレーションを得るために行く場所です。どのようなスタイルのプレイヤーであっても、ここにあるさまざまなギターから選んで弾くことができます。ぜひ楽しんでください!」 ▼サー・ブライアン・メイ 「新しいギブソン・ガレージ・ロンドンは、かつて私たちが夢見たギターショップのあるべき姿、つまり、若いプレイヤーが歓迎され、最高級の楽器やアンプ、機材に囲まれ、『自分のことは自分でやれ』と言われることのない場所になるでしょう!これこそロックの新時代!」 ▼ジェームズ・ベイ 「ミュージシャンとして、初めてギターを手にしたとき、大きな衝撃が走ったのを覚えています。それから初めてメロディーを弾き、演奏で指にマメができ、それでもまた何度も弾きました。ギターは飽きることがないんです。ギブソン・ガレージ・ロンドンは、特に演奏を学びたい若者にとって、創造性とインスピレーションを得るための重要なスペースとなるでしょう。ここに来ることで、音楽への情熱がさらに増し、才能のある新世代のギタリストが生まれると確信しています」