東京電力・柏崎刈羽原発7号機 非常用ディーゼル発電機の点検中に“油漏れ”…原子力規制事務所は「定期的に起こるようであれば疑義生じる」
東京電力は柏崎刈羽原発7号機で、非常用ディーゼル発電機の定期点検中に約0.5リットルの油漏れがあったと発表しました。 地震や災害などで電源が喪失した場合に非常用電源として原子炉建屋などへの電力を供給する非常用ディーゼル発電機。 油漏れは11月22日の点検で見つかりましたが、東京電力は「非常用ディーゼル発電機の機能自体に問題はない」としているほか、25日の再点検時に油漏れは確認されなかったということです。 これを受け、原子力規制事務所の伊藤信哉所長は… 【柏崎刈羽原子力規制事務所 伊藤信哉 所長】 「もしもこの油漏れが定期的に起こるようであれば、(求められている)7日間の運転に疑義が生じる。その辺は、我々ウォッチしていきたいと思う」 非常用ディーゼル発電機の油漏れはおととしにも発生していて、東京電力は今後、月に1度行っている定期点検で油漏れがないかなどを確認していく方針です。
NST新潟総合テレビ
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