安倍首相が記者会見 通常国会が閉幕(全文2完)議長国の責任を果たしたい
一貫して私の頭の片隅にもない
重ねて申し上げますが、今まで何回もお話を、ご質問もいただきましたが、その際いつも、この間、解散のご質問をいただいた中において、一貫して私の頭の片隅にもないと、こう申し上げ続けてきたところであります。 そして参議院選挙への影響については、これ、あらゆる課題が、当然、参議院選挙に影響があると思っています。参議院選挙には影響を与えうると思っています。その中で私たち与党は、例えば社会保障改革についてもそうです、また外交や安全保障についてもそうです、それぞれ具体的な政策が与党にはありますから、具体的な政策をしっかりと国民の皆さまに訴えていきたいと思います。 責任ある政策というのは、ちゃんと財源の裏付けのある政策でなければならないと考え、今まではそう、私たちはその考え方の下に政策を主張し、そして結果を出してきたと、こう考えております。この選挙戦において私たちもしっかりと、私たちの考え方、政策を訴えていきたいと思っています。 司会:それでは幹事社以外の皆さまからの質問をお受けいたしますので、ご希望の方、挙手をお願いしたいと思います。ピーター。
参院選では、移民の増加も実績として訴えるのか
ウォール・ストリート・ジャーナル:ウォール・ストリート・ジャーナルのランダースと申します。安倍政権になってから外国からの移民、外国人労働者が大変増えていると思うんですけれども、今度の選挙でこれは実績として訴えるものでしょうか。それともあんまり言いたくない、避けたい事実でしょうか。日本が多様化する中で、日本人とはなんだと思いますか。 安倍:今、お話があった中で、ご質問の中で、移民という話があったんですが、国民の人口に比して、一定程度の規模の外国人およびその家族を期限を設けることなく受け入れることによって国家を維持していこうという、いわゆる移民政策を安倍政権としては取らないということは申し上げてきているとおりでありますが、現、昨年末時点で、146万人の外国人の方々がわが国において労働者として活躍をされておりまして、その数は近年、増加をしているということでございます。 これはまさに深刻な人手不足の中において、本年4月から新たな外国人材の受け入れ制度がスタートしました。真に必要な業種に限り、一定の専門性技能を有し、即戦力のある外国人材を期限を付してわが国に受け入れようとするものであります。この考え方は、国民と外国人の双方が尊重し合える共生社会をつくる中において、日本の社会、経済の維持のために、外国人の皆さんに、人材に活躍していただきたいとこう思っているわけであります。そして当然、その中で多様性のある社会として日本の社会はより強靭なものになっていくんだろうと、こう思っています。 司会:それでは最後に1問だけ、どうぞ【ハラ 00:26:03】さん。