モスクワ銃乱射事件、死者143人に ロシアは“ウクライナ関与”を依然主張「イスラム国」の犯行は「信じがたい」
ロシアのコンサート会場で起きた銃乱射事件で、死者は143人に達しました。ロシア外務省は過激派組織「イスラム国」による犯行との見方について「信じがたい」と述べ、改めて否定しました。 ロイター通信によりますと、ロシア当局は27日、モスクワのコンサート会場で先週起きた銃乱射事件で、亡くなった人が143人になったことを明らかにしました。 また、ロシア外務省は会見で「イスラム国」が首都モスクワの施設を攻撃する能力があったとは「非常に信じがたい」と述べ、改めて否定的な見方を示しました。 事件をめぐっては、襲撃の際に撮影したとみられる映像を系列のメディアを通じて公開している「イスラム国」の犯行との見方が各国の間で固まりつつありますが、ロシアはウクライナの犯行への関与を繰り返し主張しています。 一方、事件の際にコンサートを行っていたロシアのロックバンドが27日、追悼コンサートを行い、厳戒態勢の中、ファンたちが会場に足を運びました。