【実家に帰省するならやっておきたい相続準備】通帳記帳、口座解約、戸籍取得、納税通知書の確認…年末年始でもできる手続き
土地を一括で調べる
不動産の所有状況もクリアにしておこう。税理士法人ブライト相続代表の天満亮氏が言う。 「親が不動産を所有している場合、実家に届く固定資産税の納税通知書から所在地を確認できます。固定資産税がかからない不動産の場合は市区町村まで判明すれば、管轄の役所で名寄帳を取得して確認できます。年末の大掃除で納税通知書が見つからなくても、念のために不動産の所有状況を調べるなら、年明けに役所が開き次第、名寄帳を取りに行きましょう」 名寄帳は市区町村が不動産の情報を所有者ごとにまとめた一覧表で、固定資産税がかからない不動産についても登録されていることがある。 実家の近くに所有する土地が点在している場合、親も忘れている土地が見つかることがある。 年末年始も相続手続きは進めることができる。うまく親を導いて、納得の相続を実現しよう。 ※週刊ポスト2024年12月27日号