サイモン&ガーファンクル 不仲だった2人が「何年かぶりに再会」ガーファンクルは「涙が出た」
サイモン&ガーファンクルのアート・ガーファンクル(82)が3日、英紙サンとのインタビューで、不仲だったポール・サイモン(83)と「何年かぶりに再会した」ことを明かした。2人が最後に共演したのは2010年で、その後は互いに口をきかないほど関係は悪化していたという。 ガーファンクルは同紙に、「一緒にランチをした。とても温かくて、素晴らしかった。涙が出た。彼を傷つけてしまっていたのかと感じて、途中で泣いてしまった」と約2週間前の出来事について打ち明け、「ハグもした。大切な思い出になる」と付け加えた。 昼食の間、2人が全盛期だった1960年代について互いに懐かしんだかとの質問に、ガーファンクルは「ノー」と答え、「それが全てを物語っている」とし、サイモン&ガーファンクルはすでに過去であることを示唆した。 ガーファンクルは自身について、「愛にあふれた男だと思っている」と前置きし、「私にとって根底に愛情がない人間関係などない。みんなを愛している。嫌悪感を抱き、それにしがみつくなんて想像もできない。全ては解決されて、悔いなくこの世を去るべき」だと持論を唱えた。ガーファンクルは5日に83歳の誕生日を迎える。 生まれも育ちもニューヨークの2人は小学校で出会い、10代の頃に「トムとジェリー」という名のロックデュオを結成し、音楽活動を始めた。 その後、2人はフォークに転向。サイモン&ガーファンクルを名乗り、1964年から70年にかけ、「サウンド・オブ・サイレンス」や「ミセス・ロビンソン」「明日に架ける橋」など、全米チャート1位を記録する大ヒット曲を次々にリリース。サイモンの作曲の才能とガーファンクルの天使のような歌声に加え、2人が奏でる美しいハーモニーで世界的人気を博した。
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