「胸元あらわ」と騒がれた綾瀬はるかのドレスだけど…海外セレブの肌見せはもっと攻めている!
ほぼ裸!? 攻めているモデルたちのドレス
ゲストのモデルたちはもっと攻めていて、たとえば昨年のカンヌでのイリーナ・シェイクや、今年のカンヌでのナターシャ・ポーリーは、レッドカーペットでここまで露出するか!?とメディアを騒然とさせました。 露出度でなく、ユニークさで注目されるドレスも。今年のカンヌで、モデルのココ・ロシャは巨大な花に包まれたようなドレスを着て話題をさらいました(中国発のクチュールブランド、チェニー・チャン)。
日本では肌露出を“下品”と見るむきが
もし日本でここまで露出度やユニーク度が高いドレスを着たら、ネットで袋叩きにされそうです。 「セクシーなことが評価される欧米に比べて、日本では胸元などの露出に対して『下品』『目のやり場に困る』と厳しい評価をされることも多く、なかなか普段は着る機会がありません。あらゆる方向から写真や動画を撮られるレッドカーペットのような場所で、露出の多いドレスを着るのは勇気が要ることなのかもしれません」(大日方さん) また、東京国際映画祭レベルと比べて、カンヌ映画祭やアカデミー賞授賞式の参加人数や注目度はケタ違い。ブランドは女優に着てもらうためにしのぎを削るし、モデルたちは目立ったもん勝ちのセクシー勝負になると言われています。 しかも、サンローランの2023年春夏コレクションのショー以降、あえて下着を丸見えにするネイキッドドレスが多数のブランドで登場して、ブームになっているそうです(ELLE 2023.12.12配信)
綾瀬はるかは、肌見せ戦略がうまい
その点、日本では“奥ゆかしいけれど目立つ”という複雑な戦術が必要なわけですが、「綾瀬はるかさんはうまい」と大日方さんは指摘します。 「綾瀬さんは、話題を集めたいタイミングには大胆かつ上品な肌の露出を使って、戦略的に注目を集めてきた印象があります。例えば、昨年の映画『リボルバー・リリー』のキャストお披露目会見では背中の開いたブラックドレス、同映画の完成報告会見では胸元の開いたブラックドレスを着こなしていました。 肌の露出がいやらしく見えず、知的な雰囲気さえ漂う、稀有な存在です」(大日方さん) <文/大日方理子 女子SPA!編集部> 【大日方理子】 (おびなた・りこ)スタイリスト。1979年生まれ、お茶の水女子大学卒。『Ray』などの女性誌やテレビでスタイリストを務める。きれいめからカジュアルまで、今の気分を取り入れたスタイリングが得意。骨格診断アドバイザー。猫背改善で身長149cm→151cmに。中学生の女の子がいる1児の母でもある。公式HP
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