『ステラーブレイド』が海外の大手レビューサイト・Metacriticにて“2024年で最もユーザー評価が高いPS5用ゲーム”の暫定1位にランクイン。フェティシズムとSFの魅力を詰め込んだアクションアドベンチャーゲーム
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)から発売されたSFアクションアドベンチャーゲーム『Stellar Blade』(以下、ステラーブレイド)について、海外メディアVGCは大手レビューサイト「Metacritic」でのユーザー評価スコアが「10点中9.2点」を記録し、“2024年に最もユーザーから評価されたPS5用ゲーム”となっていることを報じた。 『Stellar Blade』画像・動画ギャラリー 『Stellar Blade』はPS5向けにリリースされており、スタンダードエディションの価格は税込8980円。セーブデータの引継ぎに対応した無料の体験版も配信されている。 『ステラーブレイド』は、未知の怪物に占領され荒れ果てた近未来の地球を舞台に、地球の奪還を目指す宇宙コロニーの部隊員「イヴ」による闘いが描かれるアクションアドベンチャーゲームである。開発は『勝利の女神:NIKKE』や『デスティニーチャイルド』で知られるキム・ヒョンテ氏らSHIFT UPが手がけており、独特のフェティシズムを感じさせる見せ方のこだわりが詰め込まれている。 本作についてはタイトなボディースーツに身を包んだイヴのビジュアルで注目を集めただけでなく、親切ながらもシビアで遊びごたえのあるアクション要素や、「怪物をせん滅し、地球を取り戻す」任務の裏側に隠された真実を追い求める重厚なストーリー展開も大きな特徴となっている。 実際にMetacriticを確認すると、ユーザー評価は約2500件つけられており、うち92%のユーザーが肯定的に作品を評している。加えて、批評家スコアを平均化した「メタスコア」100点中82点でおおむね好評だ。 ただし、批評家レビューではフェティシズムを取り入れたイブのビジュアル表現・演出に対するとらえ方の違いや、登場人物たちの内面・個性に関する掘り下げの不足、サイドクエスト要素など細部に関する懸念から一部70点台の評価が挙がっていた。 一方、ユーザースコアではイブのビジュアル表現だからこそ生み出せるセクシーな格好の良さや、PS3自体の名作ゲームを想起させるアクション要素の奥深さが好評の主な要因となっており、着眼点の範囲によって評価は異なるようだ。 また、ユーザーや批評家のレビューでは一部「回避やパリィにタイムラグがある」点も不満点として挙がっているが、キム氏はキャラクターの動きをなめらかに見せるため、あえてボタンを押すと同時に起きるアクションの判定から「0.05秒ほど遅れてアニメーションがついてくる」仕様にしていると国内メディア・4Gamerへのインタビューで語っているようだ。 インタビューの該当部分では「フィードバックとして問題になるようであれば、より遊びやすくなるよう改善していくこともあるかもしれません」とも言及されているため、今後のアップデートで変わる可能性も含まれる。 なお、metacriticをはじめとするレビューサイトでのユーザースコアは、悪意を持った人物によって最低評価のレビューを大量に付けられる“0点爆撃”や、カウンターとして起きる“10点爆撃”などの動きによって正確な評価を確認できない場合も存在する。 ユーザーや批評家のレビューはあくまでもゲーム選びの際の参考情報であるため、興味があれば実際に体験版をプレイして購入するかを検討してみるとよいだろう。
電ファミニコゲーマー:ヨシムネ
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