八ケ岳で50代女性3人が相次ぎ遭難 2人救助、1人は明日救助へ
八ケ岳連峰で7日に3件の遭難が相次いで発生した。遭難者はいずれも50代の女性。うち2人は救助されたが、ともに骨折しており重傷のもよう。残る1人は8日に長野県警茅野署山岳遭難救助隊員らが入山して救助する予定。 【一覧表】信州の山岳遭難の状況(山域別)
兵庫県伊丹市の会社員女性(53)は、阿弥陀岳広河原沢付近(標高約2400メートル)で4人パーティーでアイスクライミング中に滑落して右足首を負傷。長野県警ヘリコプターによって救助された。女性は右足首骨折で重傷のもよう。 天狗沢付近(標高約2400メートル)では、8人パーティーで登っていた東京都目黒区の公務員女性(58)が登山道で転倒して左手首を負傷。諏訪地区山岳遭難防止対策協会救助隊に救助された。女性は左手首骨折で重傷のもよう。 兵庫県川西市の無職女性(55)は、三叉峰付近(標高約2600メートル)でアイスクライミング中に転倒して右足を負傷。行動不能になり、自ら救助要請した。女性は3人パーティー。8日早朝から茅野署山岳遭難救助隊員ら12人が救助に向かう予定。