現役ドラフトで広島からヤクルトに移籍 矢崎拓也が入団会見「チャンスをもらえてありがたい」
現役ドラフトで広島からヤクルトに移籍した矢崎拓也投手(29)の入団会見が19日、都内の球団事務所で行われた。背番号は広島時代と同じ「41」に決まり「新しく貴重なご縁をいただいた。感謝して全力で自分のベストを尽くしたい」と意気込みを語った。 東京都出身で慶応高から慶大に進み、16年ドラフト1位で広島に入団した。今季は26試合で1勝1敗、10ホールド、防御率3・60という成績だった。通算成績は149試合で8勝6敗、25セーブ、防御率3・65。新天地では救援陣の層を厚くする存在として期待されている。 大学時代の思い出が詰まった神宮球場を主戦場となる。ヤクルトの印象については「よく打たれた」と振り返り「凄く長打を打つ選手がめっちゃ大井イメージで戦っていたので、その相手をとやらなくなるだけでも十分うれしい」と笑った。 これまでも現役ドラフトで環境を変えた選手が活躍するケースもあり「新しいチャンスをものにした選手がいるのは球界全体としても良いこと。一つの球団で野球を終えてしまう人が大半だと思うので、新しいチームでチャンスをもらえること自体はありがたい」と前向きにとらえていた。