ハーランドは「メッシ、ロナウドを超えられる」とシティOB そのためには毎年44ゴールが必要に
怪我だけが心配だ
プレミアリーグ第3節ウェストハム対マンチェスター・シティの一戦が行われ、1-3でアウェイチームが白星を挙げた。 【動画】ハーランドが挙げたウェストハム戦での先制点はこちら シティはこれで3連勝。前節イプスウィッチ戦に続いてアーリング・ハーランドがハットトリックを達成し、チームの勝利に大きく貢献した。 これでノルウェー代表FWのプレミアでのハットトリック数は「8」となり、歴代で4位タイに浮上した。同じく4位はティエリ・アンリやハリー・ケイン、マイケル・オーウェンがいるが、ハーランドよりも少ない試合数で8度のハットトリックを記録した選手はいない。ハーランドは69試合であるのに対し、アンリは258試合、ケインは320試合、オーウェンは326試合かかっている。 今季中にセルヒオ・アグエロの12回を上回る可能性は十分に考えられる。ハーランド自身のコンディションは安定しており、彼にパスを供給する選手たちはシティに揃っている。特にケビン・デ・ブライネの調子が上がってきており、ベルギー代表MFのスルーパスに反応してゴールを量産するシーンは容易に想像できる。 英『Sky Sports』ではシティOBであるマイカ・リチャーズ氏がハーランドはリオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドのゴール数を超えられる可能性があると主張している。 「プレミアリーグでハーランドがこの年齢で残している成績は驚異的だ。怪我さえなければ、(メッシとロナウドの数字を)上回れない理由はない」 「ハーランドがメッシやロナウドとスタイルが違うことはわかっている。ただ、ゴールスコアラーとしての彼は正確で、すべてのゴールを確実に決められる選手を思い浮かべるのは難しい」 24歳のハーランドはここまでのキャリアで318試合に出場して263ゴールを挙げている。対するメッシは1069試合で838ゴール、ロナウドは1235試合で899ゴールだ。 メッシを例に挙げると、ハーランドがアルゼンチン代表MFと同じ37歳になるまでに838ゴールを決めるには、残りの13年間で575ゴールが必要で、多少の増減があったとしても毎年約44ゴールを決め続けなければならない計算になる。 シティ初年度の22-23シーズンにはクラブだけでハーランドは52ゴールを挙げており、この数字を維持できれば彼らを超える可能性は高い。懸念点はシティOBが語るように怪我での離脱であり、今季のシティに彼のバックアッパーが不在であることを考えると、ペップ・グアルディオラ監督は何か解決策を見つける必要がありそうだ。
構成/ザ・ワールド編集部