ラツィオ監督を退陣へ追い込んだ一戦を伊解説陣が分析!30分間出場の鎌田大地が評価されたプレーは?「賢い動き」 | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】MF鎌田大地が所属するラツィオは、セリエA第28節のウディネーゼ戦で1-2と敗れたが、『DAZN(ダゾーン)イタリア』の解説陣が見解を示した。 【動画】鎌田大地は後半途中から出場!ラツィオ×ウディネーゼ
9位ラツィオは日本時間12日、上位浮上を目指して残留争い中のウディネーゼとホームで対戦。ボール支配やシュート数などで相手を上回ったものの、決定機で決めきることができず、後半開始直後の2失点に泣き、1-2と敗れた。 公式戦4連敗を喫し、来シーズンの欧州カップ戦出場が遠のいたラツィオ。“辞めない監督”として知られるマウリツィオ・サッリを辞任へと追い込んだウディネーゼとの一戦を『ダゾーン・イタリア』の解説陣が分析した。まずは元イタリア代表FWのルカ・トーニ氏が「Supertele」の番組内で見解を示した。 「ラツィオにとって重たい敗戦だ。チャンピオンズリーグ(UCL)では素晴らしい成績を収めたが、リーグ戦では負けが多かったうえ、ひどい試合もしていた。ウディネーゼは良い試合をしたかもしれないが、ラツィオがひど過ぎた。しかしウディネーゼはビッグクラブが相手だと際立ったパフォーマンスを見せるね」 さらにトーニ氏のフィオレンティーナ時代の同僚で、ラツィオOBでもあるステファノ・フィオーレ氏が『ダゾーン・イタリア』の番組にゲスト出演。「ラツィオに何が起きたのか?」を問われて論じた。 「むしろ、いつものラツィオだった。試合中においても、あまりにも波がある。試合開始から30分のパフォーマンスは良く、先制してもおかしくなかった。だが今シーズンの典型になっていることだが、ゴール前で効果的な仕事ができない」 「それから後半開始直後の15分間は守備面のミスによる代償を払い、クレイジーな展開となった。ラツィオは昨シーズンと比較して守備の安定を失った。この点を強調しておくべきだろう」 ウディネーゼ戦に先発したチーロ・インモービレは60分に交代を命じられると、「1-2で負けているのに理解できない」などと不満を示したことが伝えられている。トーニ氏は、サッリがチームの支柱であるインモービレやルイス・アルベルトを2人とも下げてしまったことに疑問を呈した。 「奇妙だったのは、ラツィオがホームで1-2と負けているのに、最も重要な選手であるインモービレとルイス・アルベルトの2人を交代させたことだ。その理由はフィジカルの問題なのか、それともシステムの問題なのか、それとも選手が監督のお気に召さないからなのか…」 イタリア代表DFのチーロ・フェラーラ氏は、後半開始からグスタウ・イサクセンにポジションを譲ったフェリピ・アンデルソンにも言及してトーニ氏に賛同した。 「フェリピ・アンデルソンについては前半限りで交代となったが、この3人は極めて価値のある選手たちだ。期待通りのパフォーマンスを示していないかもしれないが、このチームを代表する選手でもある」