若きパティシエが生みだした“とべもり+”のお土産スイーツ!「お山のフロランタン」誕生秘話
商品化にあたり…直面した“大きな壁”
1月中旬、商品化に向けたミーティング。 愛媛県都市整備課(当時)藤本久美さん: 「より良いものとしてとべもり施設で売っていく商品として育てていきたいと思っておりますので、今日は忌憚ないご意見をいただきながら…」 「お山のフロランタン」の製造を担当する就労支援施設Akariの児玉万年さん。
商品化にあたって必要なのは、オリジナルのイメージを保ち…商品を効率よく売るために賞味期限3か月を確保…そして、コストを抑えながら量産体制を構築することですが。 児玉さん: Q:一番の壁になるのってどこでしょう、作り方とかコストとかいろいろあると思いますが? 「全部だと思うんですけど、どうだろうな」
商品化への「壁」。 水木さんのこだわりポイント①、みかんジャムなどに含まれる水分が賞味期限を短くすること。 こだわりポイント③の三角形にカットする際、形が崩れて商品にできないものが多くなってしまうこと。 さらに、夏場になるとホワイトチョコが溶けて見た目が悪くなること。
それでも。 Akari 児玉さん: 「とべ動物園とかこどもの城に自分たちが作った商品が並ぶっていうのもすごく夢があって、みんなもワクワクしているのでなんとか形にしたいなと思っています」
Akariの販売部門の一つ、パイ専門店Tsutsumiです。 水木さんを交えて、商品版「お山のフロランタン」を試作します。 Akari製造部リーダー 藤田統馬さん: 「三角になるとより鋭利になってしまうので、四角の形で提案させてもらいました。ボロボロになってしまうと、その分だけロスにもなってしまうので」
理想に近づけるため試行錯誤
いきなり、形が変わってしまいました。さらに、賞味期限を延ばすため、みかんの風味を出すためのジャムを県産ブラッドオレンジのピールに変更。 水木さん: 「学校で作ったのと全然形が違う」 藤田さん: 「これはどうでしょう?」 水木さん: 「作る工程も全然違いますし、なんか違うフロランタンを作った…違うお菓子を作ってるみたいで、完成品が出来上がるのが楽しみです」