仙台内定のレフティ、日章学園MF南創太が1ゴール2アシスト。警戒されていても「どんどんチャレンジしていきたい」
[12.29 選手権1回戦 西目高 1-6 日章学園高 フクアリ] 仙台内定のレフティが、選手権初戦で結果を残した。日章学園高(宮崎)MF南創太(3年=ブルーウイングFC U-15出身)が1得点2アシストの活躍。大会前に「得点、アシスト合わせて10得点絡めるように活躍したいです」と語っていたMFが、初戦で3ゴールに絡んだ。 2年前はスタンド、昨年はピッチ上で初戦敗退を経験。まず1勝できたことを素直に喜び、得点に絡んだことについても評価していた。前半10分の先制点のシーンでは右サイドの南が縦へドリブルしてからクロス。これをFW高岡伶颯(3年)が右足で決めた。 「1点目とかも自分の突破からアシストっていう形でできて、フィーリング的には結構良くなってるかなと思います」と南。前半21分には右サイドからの左足CKでCB吉川昂我(3年)をアシストした。 そして、後半20分には高岡からの横パスを左足ダイレクトで選手権初ゴール。「ゴールシーンは (高岡)伶颯が潰れてくれて、押し込むだけっていうか、フカさないようにするだけだったんで、そこは伶颯に感謝したい。点のイメージは 少しずつできていると思うんで、(今後へ向けても)大きいかなと思います」。ただし、カットインからの左足シュートが枠を外れたほか、チャンスで決め切れないシーンもあったことを反省。加えて、南はDF2人に警戒されている状況で、原啓太監督から「警戒されていても行くんだよ」と強く求められていた。 「自分がこれから上に行くにあたってマークも激しくなっていく中で、そういう数的不利な状況でも打開できるっていう選手にならないといけない。(今後は)注目されてくると思うので、今日も仕掛けれるところで仕掛けることはできたんですけど、チャレンジせずにバックパスしてしまったり。その判断が良かったか、悪かったか分からないですけど、せっかくの選手権なんでどんどんチャレンジしていきたいなと思います」 その南について、原監督は「やっぱりポイントポイントで、縦に行って相手の嫌がることとか、得点に絡むとか、彼も一応カットインから得意な形で、シュートが最後フィーリング合わないとかもあったんですけど、流れは悪くないと思います。最後の質っていうのはもうずっと今年1年やってきたので、アシストとか、点数を取るっていう最後の質のところにこだわってやって欲しいなっていう風に感じてます」と期待する。本人もその期待に応える意気込みだ。 「シュートは苦手なんで。次、サッカー以外のところで日頃とか私生活高めて、点のチャンスを少しでも確率的に大きくしていけたらなと思います」。大会期間中も得点の確率を上げるための取り組みをして、2回戦以降もチームの勝利に貢献する。