早生温州ミカン初競り、最高価格更新 JAにしうわ管内産 東京・大田市場で1キロ平均392円
日本有数のミカン産地・JAにしうわ(八幡浜市)管内の早生(わせ)温州ミカンの初競りが5日、東京・大田市場など全国5市場であった。販売量は収穫前に続いた降雨や着色遅れのため、前年比約92%減の28・7トンだったが、1キロ当たり平均単価(概算)は前年を34円上回る392円(税抜き)で、同JAが発足した1993年以降の最高価格を更新した。 大田市場では午前7時過ぎから競りが始まった。競り人が「真穴」「川上」といった産地名やサイズを書いた黒板を掲げて威勢のいいかけ声を挙げると、大勢の買い手が一斉に指で値段を示していた。主要銘柄別の価格は10キロ換算で「真穴」4364円、「日の丸」3884円、「川上」3766円。階級比率は「2L」18%、「L」31%、「M」34%、「S」17%だった。
愛媛新聞社