【Q5】「VIO脱毛」と言いますが、VIOってどこ?
何やら脱毛が盛り上がっている昨今。はたしてオヤジは体毛を放っておいてOK? 気になるけれど、脱毛とどう向き合えばいいのか、わからないことだらけ。そこで、男性専門の「ゴリラクリニック」の稲見文彦総院長に、脱毛の疑問に答えていただきました。
A.Vはビキニライン、Iは男性器(陰茎、陰嚢)、Oは肛門まわりです
空前の脱毛ブームかもしれない昨今。気づけば道行く若者のスネはツルツル、これまで女性向けだった脱毛サロンやクリニックの広告にも、ぐっと男性向けが増えたような……。とはいえ、体毛を野放しにしてきたオヤジ世代にとっては、何が何やら実際わからないことだらけ。そこで、脱毛にまつわる疑問を掲げ、男性専門の総合美容クリニック「ゴリラクリニック」の稲見文彦総院長を訪ねました。
Q.「VIO脱毛」と言いますが、VIOってどこ?
── ヒゲ、全身に続いて人気なのがVIOとのことですが、VIOってどこを指すんですか? 先生 Vライン、Iライン、Oラインの総称です。ゴリラクリニックの定義では、Vラインはいわゆるビキニラインで左右の腰骨から脚の付け根の下約5cmまで。Iラインは男性器(陰茎、陰嚢)、Oラインは肛門まわりの上下左右3cmです。
VIO脱毛のメリットとしては、自己処理によるトラブルやムレ、痒みなどが軽減されることがありますが、パンツのファスナーに毛が挟まるといった、男性ならあるあるのマイナートラブルがなくなる。それだけでもだいぶ快適です。 ── 来院する人のVIO脱毛の理由は? 先生 まず多いのはパートナーの勧め。いち早くVIO脱毛を受けている女性がその快適さを実感して勧めてくるんでしょうね。男性も最初は恥ずかしがっていても、やってみたらこれほど快適なものはないと納得されます。 意外に多いのは、赴任などで、海外生活を控えている方ですね。ウォシュレットもないし、日本と比べてトイレ事情がよくないので、日常の利便性を追求した結果なのかなと。
堀江貴文さんはゴリラクリニックで脱毛の施術を受けられたのですが、きっかけの1つは収監されていた時に自分の部屋に落ちているアンダーヘアがどうしても気になったことで、出所したら全身脱毛すると決めていたとおっしゃっていましたね。 あとはミドル世代以上の方に多いのが介護脱毛。親御さんの介護の現場を目の当たりにして、下のお世話が大変だったので、自分もそうなる前に受けておこうと。ただ介護脱毛=VIOと捉えられていますが、そこには疑問があって。 寝たきりになってもヒゲは伸び続けるので、定期的な処理が必要ですよね。でも、実際に肌を傷つけないようにお年寄りのヒゲを剃るのは大変なんですよ。だから、ヒゲ脱毛もある意味では介護脱毛と言えると思います。 ── ヒゲも介護脱毛、納得です。VIO脱毛は、ツルツルにする人が多いのですか? 先生 皆さん最初からツルツルにするのは抵抗があるので、まずはVとIを全体的にやって、少し残したいとか、デザインを希望する方も多いですね。でもだんだん毛が少なくなっていくと、多少残しても意味がないと気づいて、結局はほとんどの人が全部脱毛されます。