残業続きで眠気が取れず、毎日カフェのコーヒーを2杯飲んでいます。お財布に優しい眠気覚ましの方法はないでしょうか……。
「仕事や勉強をしたいのに眠たい」「目を覚ます方法があれば教えてほしい」などと悩んでいませんか。目を覚ます方法としてコーヒーが挙げられますが、眠くなるたびに飲んでいるとお金がかかるため、他の方法を探している人もいるでしょう。活動時間帯の眠気は、身体を動かすことや身体を冷やすことなどで解消できる可能性があります。 ここでは、お金をかけずに眠気を覚ます方法を紹介します。
お金をかけず眠気を覚ます方法
100円の缶コーヒーを1日2本買う人なら、それを我慢するだけで1ヶ月でおよそ6000円の節約になります。では、出費を抑えつつ眠気を覚ますにはどうしたらよいのでしょうか。眠気解消につながる可能性がある方法として、以下のものがあげられます。 ・身体を動かす 強い眠気に悩まされるときは、体操やストレッチをして身体を動かすとよいかもしれません。眠気は、副交感神経が優位になっているときに感じます。副交感神経は、リラックスモードのときに働く自律神経です。 したがって、身体を動かして活動しているときに働く交感神経を優位にできると目を覚ますことにつながります。運動は激しいものでなくても構いません。例えば、上半身を伸ばす、首を回す、椅子から立つなどを5分程度繰り返すだけでも目を覚ますことが期待できます。 ・身体を冷やす 身体を動かす時間やスペースをとれないときは、保冷剤などで身体を冷やすとよいでしょう。身体に寒冷刺激を加えると、発熱を促すため交感神経が優位になります。つまり、身体が活動モードに切り替わるため眠気を覚ませる可能性があるのです。 保冷剤は、精肉店で肉を購入したときや鮮魚店で魚を購入したとき、スイーツ専門店でケーキを購入したときなどにもらえます。眠気に悩まされている人は、これらの店舗でもらった保冷剤を冷凍庫に保管しておきましょう。 ・休憩時間を設けて仮眠をとる 寝不足が続いていて眠気を解消できないときは、休憩時間を設けて短時間の睡眠をとるとよいでしょう。ただし、睡眠のとり方には注意が必要です。具体的には、12時~15時の間に15~20分程度の睡眠をとるようにします。睡眠時間が30分以上になると目覚めが悪くなる恐れがあります。目覚めてから身体を軽く動かすと、仕事や勉強に意識を切り替えやすくなるでしょう。 ・日光浴をする 午前中の眠気がとれない場合は、日光浴を試してみるとよいでしょう。日光を浴びるとセロトニンが分泌されます。セロトニンは覚醒を促すとされる脳内の神経伝達物質です。したがって、眠気の解消に役立つ可能性があります。 また、セロトニンは、睡眠・覚醒のリズムを調整するメラトニンの材料でもあります。日中にセロトニンを分泌しておくと、メラトニンの分泌にもよい影響が及んで、夜間に質のよい睡眠をとりやすくなる可能性があります。
日中の眠気が強いときはライフスタイルも見直そう
活動時間帯の眠気は以上の方法などで解消できる可能性があります。いずれもお金はかからないため、取り組みやすい方法から試してみるとよいでしょう。1日2本の缶コーヒーを飲む人なら、1ヶ月あたり6000円近い節約になります。 毎日のように眠気に悩まされている人は、睡眠負債が貯まっているかもしれません。一時的に眠気を解消できても、すぐに強い眠気が引き起こされる恐れがあります。必要に応じてライフスタイルの見直しにも取り組んでみてはいかがでしょうか。 ※2024/1/17 記事を一部修正いたしました。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部