能登復興願い4100人力走 金沢城リレーマラソン秋の陣 金沢学院勢2部門V
「利家とまつ」金沢城リレーマラソン2024~秋の陣~(同実行委、北國新聞社主催)は29日、金沢城公園内の特別周回コース(1周1・9キロ)で行われた。元日の能登半島地震と今月21日の豪雨を受け、「がんばろう!能登」を掲げた大会には393チーム約4100人が出場。被災地へのエールと復興へともに歩む決意を込め、たすきをつないだ。 大会は22周のフル(42・195キロ)で一般と職場仲間の2部門、11周のハーフ(21・0975キロ)で一般とファミリーの2部門がそれぞれ設けられ、参加者がタイムを競った。4時間耐久部門は時間内の周回数を争った。 地震や豪雨で被災した奥能登からもランナーが出場し、家族や友人、同僚とともに城内を疾走。コース沿いには「がんばろう‼能登」と記したのぼり旗などが掲げられ、声援が飛んだ。会場では、被災地支援や地震で一部が崩れた金沢城の石垣復旧に向けた義援金を募った。 フルの一般は「金沢学院大陸上部A」が2時間14分52秒で1位となり、1~5位を同大勢が独占した。ハーフの一般は、5月に行われた「春の陣」に続き、「金沢学院大附属高サッカー部」が連覇した。 フルの職場仲間は「加賀東芝エレクトロニクス まい・ぺぇ~すA」、ハーフのファミリーは「門前出身、朝霧台林家」、4時間耐久は「Q兵衛」がそれぞれ優勝した。 大会は若松梱包運輸倉庫(白山市)が特別協賛した。昨年に続きゲストとして吉本新喜劇が登場し、酒井藍座長が選手宣誓やスターターを務めた。ステージではミニ新喜劇が行われ、座員がコースを走るなど大会を盛り上げた。