【MLB】ジャイアンツ、タイガース、カブスなど少なくとも5球団が右腕フラハティに興味を示す 米報道
FA市場の有力な先発投手がほとんど移籍先を決めるなか、昨季ドジャースのワールドシリーズ制覇に貢献した右腕ジャック・フラハティはまだ市場に残っている。フラハティ自身が希望していたドジャース残留が実現する可能性は低そうだが、米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者によると、ジャイアンツ、ブルージェイズ、タイガース、カブスなどがフラハティに興味を示しているという。また、「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者はオリオールズからの関心を報じていた。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在29歳のフラハティはカージナルスの主戦投手として活躍してきた右腕だが、2023年途中にオリオールズへ放出。シーズン終了後にFAとなり、タイガースと1年契約を結んだ。昨季はタイガースで18試合に先発して7勝5敗、防御率2.95と安定したピッチングを見せ、夏場のトレードで地元球団のドジャースへ移籍。ドジャースでは10試合に先発して6勝2敗、防御率3.58を記録し、2球団合計ではキャリアハイの13勝を挙げた。ポストシーズンでは先発の柱として5試合に登板。優勝パレードのあと、「二度とロサンゼルスを離れたくない」と残留を熱望していた。 しかし、ドジャースは今オフすでにブレイク・スネルを獲得。大谷翔平、トニー・ゴンソリン、ダスティン・メイらが故障から戻ってくるため、大型契約が必要になるフラハティの引き留めに動く可能性は低いとみられる。また、フラハティを呼び戻すことに前向きな姿勢を見せていたオリオールズも日本時間1月4日にチャーリー・モートンの獲得を発表。フラハティ獲得の可能性は低くなったと見ていいだろう。 昨季フラハティが好成績を残したタイガースは移籍先の有力候補と言えるかもしれない。スコット・ハリス編成本部長はグレイバー・トーレスを獲得したあとも「ロースターを改善する方法を模索していく」とさらなる補強に動くことを示唆していた。また、先発投手が左腕に偏っているカブスもフラハティがフィットしそうな球団の1つだが、ジャイアンツやカブスは佐々木朗希の争奪戦に残っているとみられており、フラハティをめぐる市場が本格化するのは佐々木争奪戦の決着を待たねばならない可能性もありそうだ。