人前で話すのが得意になる13の秘訣
6. 何について話すか?
じっくり考えてみましょう。他人と分かち合いたいことは何でしょう? 話すべき一連のテーマを設定し、周りの人たちと話し合うことも効果的です。
7. 退屈なことをおもしろく話すには?
自分の失敗や挫折に関する話や、身近な人が経験した話をするのがおすすめです。 あるいは、映画からストーリーを学ぶこともできます。映画にはクライマックスやひねりがありますよね。スピーチも同様に、魅力的になります。
8. プレゼンテーション用スライドの作成方法
スライドはスピーチを補完する目的で作成します。 ですから、スライドが文字で埋め尽くされていると、観客はスピーカーよりもスライドに集中してしまいます。 つまり、スライドに載せる情報は少なくして、観客の意識をスピーカーに十分に集中させることができれば、成功です。
9. スピーチの練習方法
スピーチには、スライド、ボディランゲージ、そして声、という3つのツールがあります。 スピーカーの声や口調で聴衆の心に響くスピーチにできます。スピーチを練習するときは、友人に見てもらったり、鏡の前でやりましょう。 自分の声を録音するのも効果的です。
10. ステージでのリハーサル
Niravさんは「1.1.1.1」というコンセプトを紹介しています。これは、1つの場所に立ち、1つのアイデアを伝え、1つの方向を向き、その方向に向かって話し続けるというコンセプトです。 この点でスピーカーが最も犯しがちな間違いは、絶えず落ち着きなく動いてしまうことです。壁に向かって話してしまったり、話しかける方向をコロコロ変え続けたり、ステージ上でうろうろ動き回るスピーカーが現実には何と多いことか。
11. 無駄な言葉は省いて話す
友人と話すときは、誰しも不必要な言葉をたくさん使いがちです。 しかし、スピーチをするときは、無駄な言葉はすべて沈黙に変えてしまいましょう。 沈黙もスピーチの一部ですし、時には観客の好奇心を刺激して、次は何を話すのだろうと思わせることもあります。
12. スピーチの前にすべきことは?
実際に会場に行き、登壇してみたり、スライドを投影してみたりして、すべてが思い通りになることを確認しましょう。
13. 笑顔
笑顔がないと、真面目過ぎる雰囲気になってしまいます。 最後にNiravさんは、ユーモアたっぷりにこう言いました。 観客はスピーカーが何を話すか知らないので、ミスを恐れる必要はありません。ただ、練習すればするほどうまく話せるようになることは、忘れないでください。 成功するには完璧でなければならないと思う必要はなく、カリスマ性も必要ありません。 スピーカーが取るべき唯一の行動は、話しはじめること、そして練習をはじめることです。 手始めに、自分の好きなことや今日学んだことを周りの人たちと共有してみましょう。それが、パブリックスピーキングの第一歩になります。
春野ユリ