「今永昇太はオールスター選出がかなり濃厚だ」と地元紙…でも本人は「あまり考えていない」実現すればメジャー日本選手15人目、新人なら8人目
◇3日(日本時間4日)MLB カブス3―5フィリーズ(シカゴ) カブスの今永昇太投手(30)は地元のフィリーズ戦に先発。ナ・リーグ東地区の首位を快走する強豪との初顔合わせで、8奪三振など6回を6安打3失点と好投したが、勝敗はつかず8勝目(2敗)はならなかった。 鈴木誠也外野手(29)は4打数無安打、2三振。ナ中地区最下位のカブスは3連敗となり、直近10戦で8敗目。 夢舞台が大きく現実味を帯びてきた。球団地元紙デイリーヘラルドは同日、今永がメジャー1年目にしてオールスターの切符をほぼ手中にしたと報道。「ナ・リーグ最高のチームであるフィリーズを相手に好投した」「大リーグは『各球団から最低1人はオールスターに選出される』というルールがあるため、必然的に今永の選出がかなり濃厚だ」とした。 地元中継局マーキーSNによれば、今永本人はこの日の試合後、今月16日(同17日)にテキサス州アーリントンで開催されるオールスター戦について「できればもっと内容のいい登板ならば良かったが、僕が決められることではないのであまり考えてない」とキッパリ。「もし選ばれればどんな気持ちになるか」との米メディアからの質問にも「選ばれたときに、それには答えたい」と冷静だった。 同紙は、ライバルとなるチームメートは同じ先発投手陣だと指摘。防御率3・16の今永に対し、タイヨン(3・03)、アサド(3・04)、スティール(3・20)がいるが、「これら4人で負傷者リスト入りがなかったのは今永だけだったため、イニング数は4人で最多。また、アサドは負傷離脱しており、球宴はほぼ無理だ」と比較した。 もし実現すればメジャー日本選手で15人目、新人では昨年メッツの千賀滉大投手に次いで8人目の栄冠となる。
中日スポーツ