“突如 走り出した” 元アメリカ大統領ジミー・カーターさん(100)死去…「カーター記念黒部名水マラソン」2025年5月に開催42回目へ 富山・黒部市
アメリカの元大統領で黒部市ともゆかりのあるジミー・カーターさん(100歳)が29日、亡くなりました。マラソンのスターターだけのはずが、思わず市民と走り出したカーターさんの来県で始まった「カーター記念黒部名水マラソン」は2025年、42回目の開催が予定されています。 【写真を見る】“突如 走り出した” 元アメリカ大統領ジミー・カーターさん(100)死去…「カーター記念黒部名水マラソン」2025年5月に開催42回目へ 富山・黒部市 カーター元大統領は、アメリカ・ジョージア州知事時代の1970年代、富山県黒部市に生産拠点があったYKKのファスナー工場を誘致したことをきっかけに交流が始まりました。 第39代アメリカ合衆国大統領を退いてから、1984年5月22日にYKKの創立50周年記念式典に出席するため来県、黒部市がこれを記念して開催したマラソン大会でジョギングを楽しんだエピソードが知られています。 ■スタートの号砲を終えると台から飛び降り… ジョギング愛好家だったカーターさんは、当初スターターだけの予定でしたが、本格的なスポーツシャツ・ショートパンツ姿でスタートの号砲を終えると、急きょ台から飛び降り、参加者1500人とともに一緒にジョギングを開始…。 宮野運動公園陸上競技場のスタートからゴールまで走り終えたカーターさん、さわやかな汗と笑顔を振りまくと、沿道の市民や参加者から大きな拍手が沸き上がったといいます。 黒部市は、これをきっかけに大会名を「カーター記念黒部名水マラソン」と改め、毎年5月に9000~1万人規模で開催しています。 2025年は42回目の大会として5月24日(土)に「5km・2.5km・ジョギングの部」、25日(日)に「マラソン・10km・車いすの部」に開催され、合わせて約9000人が参加する予定です。
チューリップテレビ
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