函館市長のパーティー券、元副市長らが市役所内で職員に販売
北海道函館市の大泉潤市長(58)の政治資金パーティー券を、後援会の会計責任者(元市部長職)と元副市長が市役所内で市職員に販売していた。大泉市長は25日、「今後は誤解を招かないよう現職の職員にパーティー券を売らず、市幹部にも市政報告会への出席を控えるよう伝える」と述べた。 【図で解説】そもそも…自民・安倍派の政治資金問題の構図 政治資金規正法は、地位を利用して市職員ら一般職の公務員が券の販売に関与したり、第三者が公務員に販売を求めたりすることを禁じている。 大泉市長の政治資金パーティーは後援会主催で10月12日に市内のホテルで開催。券は1枚5000円で約900人が出席した。市から部長や次長、課長ら約70人が出席し、多くが勤務時間中に購入を勧められていたという。 大泉市長は「市役所内でパーティー券を売られていたことを知らなかった。勤務時間中にパーティー券を販売することは地方公務員法に抵触する恐れがあると思い、ないようにしたい」と述べた。【三沢邦彦】