【解説】「クシャッとしとったのに」と最後の証人尋問で憤り語る前副知事 『告発文への認識』改めて説明
兵庫県の斎藤知事の疑惑を調査する百条委員会は、25日、告発文の取り扱いについて、知事とともに中心にかかわった片山前副知事の尋問も行われた。 片山前副知事はどう説明したのだろうか。 取材を行ってきた鈴村記者に聞く。
■報道機関や百条委員会に憤りを見せる前副知事
関西テレビ 鈴村菜央記者:片山副知事は尋問の冒頭、これまでよりも強い言葉で「知事や副知事が悪という前提に立った報道ばかり」、「委員会の情報も流れて、私にプレッシャーを与えている」などと、報道機関や百条委員会に憤りを見せる場面もありました。 片山前副知事に対しても告発者探しに至った経緯に関する質問がされたほか、告発文の内容を不正な目的だと考えたのか認識について問われました。
■「クーデターのような記載」 告発者探しは問題ないと証言
片山前副知事は、告発者に関する調査を行った当事者の1人ではありますが、「県政の人事に不満をもったクーデターのような記載があった」と、元県民局長の公用パソコンの内容にもふれ、「告発文を作成した意図が、不正な目的だと思ったので公益通報ではない」と改めて証言しました。 その上で、「告発者探しにあたる調査をしたことは問題なかったのか」との質問に対し、片山前副知事は「はい」とはっきり答えました。 また、「最初に私のところに告発文が来ていたら、クシャッとしとったのに」という言葉もあり、文書を取り扱う意識としては、気になる発言もありました。 (関西テレビ「newsランナー」2024年12月25日放送)
関西テレビ