綾瀬はるか『ルート29』メイキング写真、大沢一菜との“おとなの夏休み”切り撮る
綾瀬はるかが主演を務める森井勇佑監督最新作『ルート29』のメイキング写真がこのほど、解禁となった。1カ月のオールロケで、初共演の大沢一菜と距離を縮めていくふたりの姿が見られる。 【写真】車に乗る綾瀬はるか 本作は、森井勇佑監督が詩人・中尾太一氏の『ルート29、解放』からインスピレーションを受け、映画の舞台ともなった姫路から鳥取を結ぶ一本道の国道29号線を約1カ月間旅をし、脚本を完成。 他者とコミュニケーションを取ることをあまりしない主人公トンボが、風変わりな女の子ハルを連れて旅に出た先でのさまざまな出会い、そこで次第に深まるハルとの絆によって、からっぽだった心に喜びや悲しみの感情が満ちていく時間を綴ったロードムービーとなっている。 ハル役には『こちらあみ子』で強烈なデビューを飾り第36回高崎映画祭最優秀新人俳優賞を受賞した大沢一菜。幅広く活躍を続ける彼女はドラマ「姪のメイ」「季節のない街」と立て続けに出演。森井監督作品には2作品続けての登場となる。そのほか、市川実日子、高良健吾、原田琥之佑、河井青葉、渡辺美佐子など、演技と存在感に定評のある実力派キャストたちが集結した。 このほど解禁となったメイキング写真は、綾瀬はるか演じるトンボと、相棒として共に旅に出るハルの関係性そのまま、綾瀬と大沢が撮影を楽しむ様子が切り取られている。 ふたりで車やロープウェイに乗り笑顔を見せる姿、カヌーを一生懸命に漕ぐ姿、石を積み上げて遊ぶ姿、ヤギを見つめる姿…と、綾瀬の大ファンであるがゆえに緊張をみせていた大沢と、綾瀬の距離が縮まっていく様が垣間見える。 2023年7月下旬から約1カ月間かけて、オールロケによって敢行された本作の撮影ならではの、日本の原風景ともいえる場所の数々のノスタルジックな雰囲気も垣間見ることができる。 綾瀬自身も、「一菜ちゃんとスタッフさんの掛け合いを見ていても、“親戚のおじさんたちが夏休みに集まっている時間”に見えるほど(笑)、穏やかな時間を過ごしていました」と表現するように、非日常感のある大人の夏休みを思わせるような写真の数々。 森井監督が目指した「今生きている世界を、また別の角度から感じ取ることができるような映画」 という寓話的な要素とリアリズムを融合させた世界観 がますます楽しみになるようなメイキング写真となっている。