<超電磁マシーン ボルテスV>“アニメソングの女王”堀江美都子 赤ホットパンツで「ボルテスVの歌」熱唱! フィリピン実写版ジャパンプレミア
白倉プロデューサーは、フィリピンで映像化された経緯について「僕もよく分からないんですよね」と驚きのコメント。「フィリピンで大人気とは聞いていたのですが、実写版で放送されると聞いた時は嘘だと思いました。その後、フィリピンからパイロット映像が届いた時は、ほぼほぼ完成作に近いようなすごいものが来て、『バカなの!?』と(笑)。CGからデザインまで本気中の本気すぎて驚きました」と明かした。堀江さんも「戦闘シーンやCGがすごいですよね。ロボットの大きさやガシーンガシーンという感じが再現されていてすごかったです」と感嘆。白倉プロデューサーからは「コロナで撮影が中断していた期間でCGチームがネチネチ修正し続けてあのクオリティーになったと聞いています」と制作秘話が明かされた。
アニメ「ボルテスV」関連でフィリピンに複数回訪問しているという堀江さんに“国賓扱い”であるという噂の真偽を聞くと、「国賓というほどではありませんが……。ある程度のVIP待遇で、空港はオールフリーパスでした。空港から車で出ると、白バイが先導してくれたりして……私は車に乗りながら『すみません』という気持ちでした」と現地の熱狂ぶりを語った。堀江さんが「ボルテスVの歌」を歌った当初は女性歌手のアニメソングはほとんどなかったといい、オファーされた当時の心境について「ロボットアニメを歌いたくてしょうがなかったんです。お年頃だったので、格好いいなあと憧れていて。歌えて本当にうれしかったです」と振り返った。唯一、原作アニメと実写版の両方に関わることになり、「(『ボルテスVの歌』は)私が歌い続ける限り歌う曲なんだと、覚悟を決めました。一生一緒にいる、という思いです」と思いを込めた。
実写版は、フィリピンの地上波テレビ局・GMAネットワークが製作。映画と全90話のテレビシリーズが制作された。テレビシリーズは2023年に全話がフィリピンで放送された。全90話のテレビシリーズを全20話に再編集した“超電磁リスペクトTV版”が、TOKYO MXで11月12日から毎週火曜午後8時に放送される。
「超電磁マシーン ボルテスV」は、1977~78年に日本で放送された伝説のロボットアニメ。主人公・健一ら剛三兄弟、峰一平、岡めぐみの5人が、合体ロボット・超電磁マシーン ボルテスVに搭乗し、地球に飛来したプリンス・ハイネル率いるボアザン星の侵略軍と戦う姿が描かれた。親子の離別、主人公を巡る衝撃的な展開、異母兄弟との対決、圧政への抵抗と革命などが描かれ、ドラマ性の高さが海外でも高く評価された。フィリピンでも話題となり、堀江さんが歌った「ボルテスVの歌」も人気を集めた。