マンチェスター・U株主『INEOS』がニース売却を検討か…マルチ・オーナーシップに関するUEFA規則に抵触する可能性
マンチェスター・ユナイテッドの株主である『INEOS』がニースの売却を検討しているようだ。イギリス『インデペンデント』が伝えている。 2019年からリーグ・アンのニースのオーナーを務めるジム・ラトクリフ氏が所有する『INEOS』。同氏と企業は今年2月にマンチェスター・Uの株式の一部の買収を完了することに成功し、ヨーロッパの2クラブの株主になった。 すると、今シーズンのFAカップでマンチェスター・Uが優勝し、リールがリーグ・アンで5位になったことで両クラブが来シーズンのヨーロッパリーグ(EL)の出場権を獲得。しかし、大会を主催する欧州サッカー連盟(UEFA)の規則では、同一オーナーのクラブが同一大会に出場することは認められていない。 それでも、今シーズンのELで『RedBird Capital』が所有するミランとトゥールーズがやったように第三者に委託するブラインドトラストを一時的な措置として使用する可能性がある。しかし、UEFAがこの規則の厳格化を2025-26シーズンから実施することが予想されている。 これを受け、幼少期からのマンチェスター・Uファンであると公言してきたラトクリフ氏は同クラブでの仕事に集中するためにニースの売却を検討する模様。『インデペンデント』によると、現在リーグ・アンのクラブ売却に向けた動きの初期段階に入ったようだ。