日本に2人しかいない「サンマリノ人」が働くバーに行ってみた 政府に呼ばれ、間もなく“重大任務”も
熊本放送
「日本で出会う可能性は極めて低い」国の人が、熊本で暮らしています。熊本市中央区の通称「上乃裏通り」に2か月前オープンしたビアバー『CHELAS(チェラス)』は、 種類豊富なクラフトビールが自慢のお店です。 【写真を見る】日本に2人しかいない「サンマリノ人」が働くバーに行ってみた 政府に呼ばれ、間もなく“重大任務”も この店で働くファビオ・ムッチョーリさんのふるさとは? ファビオ・ムッチョーリさん「サンマリノから来ました!イタリアの中にある国ですよ」 サンマリノ共和国は四方をイタリアに囲まれた国で、人口は約3万3000人。面積は約61.2平方キロメートルで、バチカン、モナコ、ナウル、ツバルに次いで「世界で5番目に小さい国」です。 ――日本にサンマリノ人は何人くらい? ファビオさん「2人だけ!あと1人は女性で横浜に住んでいます」 ■なぜ熊本へ? 外務省の2023年のデータでも日本に暮らすサンマリノ人は3人となっていて、「日本で出会う可能性は極めて低い」と言えます。ファビオさんは16年前、日本に旅行で滞在しているときに熊本の女性と出会って結婚したといいます。 ファビオさん「妻が熊本の人だから、ここに来ました。とってもうれしいですよ。 熊本はめっちゃいい町だと思います」 お店の看板スタッフでもあるファビオさん。 近々、特別な仕事もあるそうです。 ファビオさん「大阪万博にいきます。 日本語を話すサンマリノ人があんまりいないから、 サンマリノの政府から呼ばれました」 大阪万博では、サンマリノ共和国のブースのお手伝いという重責を担います。 熊本が大好きなファビオさんは、週に5日ほどお店にいるそうです。サンマリノの話を聞きに行ってみては?
熊本放送