スタバで紙と鉛筆が活躍、ブルーヨンダーのシステム障害で手作業管理
(ブルームバーグ): パナソニックホールディングス子会社のブルーヨンダー・グループは21日にランサムウエア(身代金要求型ウイルス)攻撃を受け、サプライチェーン管理ソフトウエアを提供する同社のシステムに障害が生じたと発表した。
同社ソフトをシフト管理や就労時間の記録に使うコーヒーショップチェーンのスターバックスでは、従業員のスケジュールなどをペンと紙を用いて手作業で記録せざるを得なくなった。同社広報担当者が明らかにした。顧客へのサービスや営業時間への影響はないという。
ブルーヨンダーは25日の発表文書で、ランサムウエア被害については関連する顧客に通知済みであり、「今後も適切に意思疎通を図っていく」と述べた。
ランサムウエア攻撃についてはCNNが先に報道。英国で一部の食料品店チェーンが対応策をとったと伝えた。
原題:Starbucks Is Using Pens and Paper to Track Pay After Vendor Hack(抜粋)
--取材協力:Ryan Gallagher、Gordon Ebanks.
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Curtis Heinzl