これがMicrosoftの新作ノートPC「Surface Laptop」。洗練されたデザインに、強力すぎる「中身」 #MicrosoftBuild
実機を触れての感想は「洗練されている」。 2024年5月21日、Microsoft(マイクロソフト)が新型ノートPC「Surface Laptop」を発表しました。超ハイスペで、AIを活用したかなり便利そうな機能を搭載してきていますが、「モノ」としての魅力もしっかりとあり。 【全画像をみる】これがMicrosoftの新作ノートPC「Surface Laptop」。洗練されたデザインに、強力すぎる「中身」 #MicrosoftBuild
ベゼルが細くなって締まった印象に
発表会場から送られてきた写真を見てまず印象的だったのが、色合いの美しさ。サファイア・デューンは淡く美しく、ブラック・プラチナは定番カラーらしい落ち着きのある上品さです。 サイズは13インチと15インチの2種。重量は13インチが1.34kg、15インチが1.66kg。実機に触れた編集部・西谷いわく「重さはちょっと感じる系」とのこと。 アクセサリー等を接続するポート類は、左側に集約(USB-C×2+USB-A×1、13インチ・15インチ共通)。 「ディスプレイの額縁(ベゼル)が薄くなり、タッチパッドもいい感じのサイズ感。開いたときに、より洗練された印象を受けるようになった」そう。 ディスプレイはタッチ操作に、タッチパッドはハプティック(触覚反応)に対応しています。
「中身」が激変
Surface Laptopは以前から販売されており、今回はその最新版にあたります。で、いちばん変わったのが頭脳部分にあたるパーツ SoC。Androidスマートフォン向けのチップを作っているQualcomm(クアルコム)社がノートPC向けに作った「Snapdragon X Elite」になっています。 これはモバイルノートPCとして優れたパフォーマンスをもつAppleのMacBook Air(M3チップ搭載)を大幅に上回るハイスペックチップとのこと。NPUを搭載し、AI処理性能も高められています(詳しくはこちら)。
搭載されている新しいAI機能が便利そうすぎる
AI処理性能が高められたということは、当然それを活かす機能があるということ。Surface Laptopの実機では新しいAI機能を試すことができ、それが「本当に便利なAI機能」と思えるものでした。 体験して感動が大きかった機能のひとつ「リコール」。日本語にすると「回顧」になるこの機能は、「PCが今までに画面に表示したものを覚えて、いつでも欲しいものを探し、見返せる」というもの。 実態としては、画面上のスクリーンショットを逐一撮影して保存しています。すごいのはここから。上記の動画ではスライダーで時間を遡っていますが、検索にも対応しています。「誰々くんがあのチャットで言ってたのはなんだっけ?」と検索すると、AIが過去のスクショをチェック、該当しそうなものを引っ張り出してきてくれます。 パソコン上で写真記憶が実現されてるんだが…。閲覧したウェブサイトに加え、アプリ内で作業中の状態なども記録されるらしく、実用度はかなり高そうです。 もうひとつがライブ字幕機能です。なんと、標準機能として動画内の外国語を翻訳・字幕化する機能があるんです。↑の動画では動画サイトの外国語コンテンツを翻訳していますが、この機能なら外国語が飛び交うビデオ会議などにも対応できます。加えて、クラウドではなくオンデバイスでのAI翻訳なのでプライバシーも担保できそう。 トラッドで扱いやすいながらも美しく洗練されたノートPCでありつつも、中身は最新テクノロジーの塊。そして便利そう。それがMicrosoft Surface Laptopです。 日本でも予約受付中、価格は13インチが20万7,680円・15インチが26万8,180円です。 Source: Microsoft
西谷茂リチャード,かみやまたくみ