つばさの党本部などを家宅捜索 衆院東京１５区補選巡り選挙妨害の疑い 警視庁捜査２課
４月２８日に投開票された衆院東京１５区補欠選挙を巡り、他候補の街頭演説を妨害するなどした疑いが強まったとして、警視庁捜査２課は１３日、公職選挙法違反（自由妨害）の疑いで、東京都千代田区隼町にある政治団体「つばさの党」本部など関係先数カ所に家宅捜索に入った。捜査関係者への取材で分かった。 【写真】タスキ姿で現れた根本候補が乱入、音喜多氏に対して紙を向けていた つばさの党を巡っては、４月１６日の告示日に他候補が演説する近くで約５０分間にわたって大音量で演説したり、車のクラクションを鳴らしたりするなどして選挙を妨害。警視庁は４月１８日、つばさの党の黒川敦彦代表（４５）と、つばさの党幹部で、衆院東京１５区補選に出馬していた根本良輔氏（２９）ら３人に公職選挙法違反（自由妨害）で警告を出した。 つばさの党はほかにも、他候補の選挙カーをつけ回すなどしていた。警視庁捜査２課によると、衆院東京１５区補選に出馬していたほかの陣営からも同様の行為に関する相談が寄せられているほか、複数の被害届も出されており、一部はすでに受理されている。
