「ホタル」から「常緑樹」まで… 専門家が解説する、わたしたちの「人との関わり方」4つのタイプとは(海外)
著書『Art and Science of Connection』の中で、MPH(公衆衛生学修士)のキャスリー・キラム(Kasley Killam)氏は4つの社交スタイルを紹介している。 内向的か外向的かを超えて、わたしたちは"チョウ"であり、"壁の花"であり、"ホタル"であり、"常緑樹"だ。 キラム氏はそれぞれのスタイルを紹介した上で、人付き合いにおける自らの安全地帯から踏み出すことがなぜ重要なのか、説明している。 人間関係については、「内向的」か「外向的」かだけでなく、もっと多くのコミュニケーション・スタイルや性格の違いがある。 「内向性と外向性は、わたしたちの生活における人付き合いや孤独、つながりへのアプローチのニュアンスをあまりよく捉えていないことに気付きました」と『The Art and Science of Connection』の著者でMPHのキャスリー・キラム氏はBusiness Insiderに語った。自身の研究と世界各地のさまざまなコミュニティーと話した経験の両方から、キラム氏はわたしたちの人付き合いのタイプを「チョウ」「壁の花」「ホタル」「常緑樹」の4つに分類した。 これらの社交スタイルは、人が強く望む「つながりの量」だけでなく、「つながりの質」も押さえたものだという。 それぞれのスタイルが人間関係について何を語っているのか、そして、自分がどれに当てはまろうと、安全地帯から踏み出すことがなぜ良いことなのか、キラム氏に聞いた。
チョウ(Butterfly):あらゆる会話が楽しい
「social butterfly(社交的な人)」にちなんで、「チョウ」は「たくさんの人付き合いを好み、気軽なつながりが心地良く、幸せに感じる人」のことだとキラム氏は説明している。 このタイプの人々は、ちょっとした雑談だけでなく、深い話をするのも好きだという。あらゆる種類の会話に、頻繁に加わることがうれしいタイプだ。
壁の花(Wallflower):多少、距離を持ちたい
その名の通り、「壁の花」タイプの人は「ややシャイで、さほど頻繁でない交流がとても心地良く、幸せに感じる」とキラム氏は話している。このタイプの人々は、よりカジュアルなつながりでも大丈夫だという。 著書『Art and Science of Connection』の中でキラム氏は、「壁の花」は脚光を浴びることを好まない傾向が強いものの、だからといって、周りから浮いていたいわけではないと指摘している。他の人たちと同じように、このタイプの人々も「愛し愛されることに対して、内なる欲求と能力を持っている」という。