ぽかぽか陽気の中、冬支度始まる 金沢・兼六園で「雪吊り」作業
本格的な冬の訪れを前に、国の特別名勝に指定されている金沢市の兼六園で1日、「雪吊(つ)り」が始まった。 【写真】観光客が見つめる中、「雪吊り」の作業をする庭師ら=2024年11月1日午前、金沢市、金居達朗撮影 雪の重みから園内の枝を守るための、毎年恒例の冬支度。同市の最高気温は22.8度で、金沢地方気象台によると平年よりかなり高かった。季節外れの暖かな日差しの中、12人の庭師らが作業を進めていた。 初日は、兼六園を代表する枝ぶりの「唐崎(からさきの)松」から作業が始まった。園内の約700カ所で行われ、重さ計約4トンの縄を使う予定という。作業は12月中旬まで続く。(金居達朗)
朝日新聞社