石川県で震度7 各地ですでに津波観測
1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とするマグニチュード7.6の大きな地震があり石川県で震度7を観測しました。 この地震で気象庁は石川県能登地方に大津波警報、新潟県、富山県、石川県、山形県、福井県、兵庫県の沿岸に津波警報を発表しています 気象庁によりますとこの地震で震度7を石川県の志賀町で観測したほか、七尾市、輪島市、珠洲市、穴水町で震度6強を観測、長岡市、中能登町、能登町で震度6弱を観測しています。 各地ですでに津波が観測されています。 気象庁によりますと、午後5時39分までに、大津波警報が発表されている石川・七尾港では第1波を観測しましたが津波を観測しているということです。 また、津波警報が発表されている兵庫・豊岡市津居山でも第1波を観測した後、津波を観測中です。 石川・輪島港では1.2メートル以上。 富山では0.8メートル。 石川金沢では0.4メートル。 新潟・柏崎市鯨波では0.4メートル。 新潟では0.3メートル。 山形飛島では0.2メートル。 新潟・佐渡市鷲崎では0.2メートル。 隠岐西郷では0.1メートル。 北海道奥尻島奥尻港では0.1メートル。 青森・深浦では0.1メートルの津波が観測されています。 大津波警報が発表されるのは2011年の東日本大震災以来です。 地震の専門家によりますと、津波は一旦小さくなった後にもさらに大きくなることがあります。 2007年3月25日に発生したマグニチュード6.9の能登半島地震では、第一波到達時刻から1時間から2時間後に最大波が観測されています。津波が小さくなったからと安心せず、大津波警報、津波警報、注意報が解除されるまで海岸には絶対に近づかないでください。 また、午後5時までに震度5強以上の地震が5回発生しています。引き続き強い揺れに警戒してください。 石川県能登地方では、2020年12月から地震活動が活発となっていて、去年5月には能登半島沖を震源とするマグニチュード6.5の地震が発生し、最大震度6強の揺れを観測しました。 1日の地震は一連の地震活動で最大規模となります。