STATION Aiがグランドオープン 名古屋で老舗企業も巻き込み、ビジネスの化学反応を目指す
”ものづくり王国”に新拠点。10月31日、名古屋市にオープンした「STATION Ai」。新たな挑戦をしようとする企業を、全面バックアップします。 STATION Aiがグランドオープン 名古屋で老舗企業も巻き込み、ビジネスの化学反応を目指す 10月31日、名古屋市の鶴舞公園南側にグランドオープンしたSTATION Ai。 これまでにないアイデアや最先端の技術で成長をめざす、比較的新しい企業「スタートアップ」を支援する日本最大規模の拠点です。 愛知県が総工費約156億円をかけて整備した、地上7階・延べ面積2万3000平方メートルの建物内に、約500社のスタートアップ企業が参加します。 「この『STATION Ai』をまさに日本・アジアのハブとして、どんどん世界に向かってうって出ていきたい」(愛知県 大村秀章知事) 一体どんな新技術が集まっているのでしょうか。
偶然の出会いをビジネスにつなげる
こちらのドローンメーカー。ドローンを使って離島へ医療物資を運ぶ実証実験などを行っています。近年力を入れているのがーー 「防災用のドローン。特徴は夜間に使う投光器があること。下にカメラがついていて、光学カメラと赤外線カメラが両方ついている」(プロドローン 戸谷俊介社長) 9月。地震からの復興半ばの能登半島を襲った豪雨では、このドローンが現地を飛び、被害状況の確認などを行いました。 「災害時に役立つ、上空を飛んでどこの道が今土砂崩れで埋まっているのか、最初に見るのがドローン」(戸谷社長) STATION Ai内に設けられた新オフィスでは、4人が働きます。それぞれのフロアはスロープでつながり区切りが少なく、ほかの入居企業との新たな交流が期待できるといいます。 「エンジニアの人などと偶然出会ってアドバイスをもらうなどして、ビジネスにつながればいいと思う。わざわざ会社に電話をするというのはハードルが高いが、ここでふらっと出会えると聞きやすいかなと思う」(プロドローン経営企画部長 石田悠莉さん)