2人目が救助され意識あり…土砂崩れで5人が住む家が下敷きに 自衛隊含む約110人態勢で残る3人の救助活動続く
27日夜遅く、愛知県蒲郡市で土砂崩れが発生して5人が住む住宅が下敷きになり、これまでに2人が救助されています。 【動画を見る】2人目が救助され意識あり…土砂崩れで5人が住む家が下敷きに 自衛隊含む約110人態勢で残る3人の救助活動続く 蒲郡市竹谷町大久古の住宅で27日午後10時10分ごろ、「土砂崩れが発生し家族5人が生き埋めになった」と自らも被害にあった40代の女性から119番通報がありました。 消防などによりますと、住宅には70代の夫婦、40代の長女と次女、30代の長男の計5人が住んでいましたが、通報した長女(40代)は約2時間後に救助されました。 蒲郡市消防本部の内田喜城消防司令長(午前4時半ごろ): 「取り残された方が4名いらっしゃいます。その中の1名の方が、声掛けに対して反応がありました。現場につきましては土砂が家屋の上に乗り、大木も家の上に乗っている状況で、大変救助には厳しい状況となっております」 消防などはその後、次女とみられる女性の声が聞こえた場所を中心に活動していましたが、28日午前10時15分に40代の女性が救助されました。意識はあるということです。 被害にあった人の親戚は土砂崩れがあった場所について「元々はみかん畑があった場所で、そこが崩れたのではないか」と話していました。 災害派遣要請を受けた自衛隊を含む約110人態勢で、残る3人の救助活動が続いています。 また、午前7時には土砂崩れのあった竹谷町大久古地区の14世帯37人に避難指示が出されています。 気象台によりますと、蒲郡市では26日夜から27日夜にかけて、8月の平年1カ月分を超える138.5ミリの雨が降り、午後8時までの1時間には41ミリの激しい雨を観測していました。