「事故前日に20時間労働」妻が訴え…運転手過労か 路線バスが川に落下し乗客7人が死亡 ロシア
ロシア第2の都市サンクトペテルブルクで、市内を走る路線バスが川に転落した。バスには乗客20人以上が乗車しており、そのうち7人が死亡した。事故の原因として、運転手の過労が指摘されている。 【画像】制御を失った路線バスが蛇行運転の末に、川に転落する瞬間(合計9枚)
橋の欄干を突き破り…川に落下
10日、サンクトペテルブルク市内を走る路線バスが暴走し、蛇行運転の末に川に転落した。 青いバスは歩道に乗り上げたあと、Uターンするように右に曲がり、車と衝突。止まることなく、橋の欄干を突き破り、バスごと川へと転落した。バスには、約20人が乗っていたとみられる。 事故を目撃した女性によると、当時、服のまま飛び込んで乗客を助けようとしている人もいたという。また、事故を目撃した男性は「私たちは車を止め、(転落した乗客に)心臓マッサージをした」と話している。 川に転落したバスはクレーンで引き揚げられたが、乗客7人が死亡。ロシア当局は、バスが「コントロールを失った」として44歳の運転手を拘束した。 AP通信によると、拘束された運転手の妻はロシアメディアに「事故前日に20時間働いた後、ほとんど休むこともなく、朝から仕事を強制されていた」と話している。 (「イット!」 5月13日放送より)
イット!