「JRにはJRの言い分、我々にも言い分。ぶつけることも必要」大雨で運休中のJR美祢線 「持続可能性」など協議 新たな「部会」設置へ美祢市長が進める意向示す
去年の大雨による被害で運休が続いているJR美祢線について、山口県美祢市の篠田市長はJRから提案された新たな部会の設置を進める意向を示しました。 【写真を見る】「JRにはJRの言い分、我々にも言い分。ぶつけることも必要」大雨で運休中のJR美祢線 「持続可能性」など協議 新たな「部会」設置へ美祢市長が進める意向示す 美祢市議会の特別委員会で示されました。 JR美祢線を巡っては去年6月30日から7月1日にかけての大雨で厚狭川にかかる鉄橋が倒壊するなどして運休が続いています。 復旧の見通しは立っていません。 5月に開かれた沿線3市やJRも参加する利用促進協議会でJR側は「JR単独での復旧は難しい」との立場を示し、「地域にふさわしい公共交通を」などとして持続可能性などを議論する新たな部会の設置を提案しています。 村岡知事は、新たな部会の設置について、「美祢線が運休したまま、新たな部会で持続可能性の議論を進めることは『本来あるべき姿ではない』」と慎重な姿勢を見せています。 美祢市は「鉄道として復旧すべき」との立場で、新たな部会では鉄道以外の在り方も話し合われる可能性があります。 篠田洋司 美祢市長 「JRさんはJRさんの言い分があるでしょうしわれわれはわれわれの言い分があるわけでございますので、その言い分をぶつけ合うと言うことも必要だと思います」 篠田市長は、市の立場を維持しながらも、「復旧に向けた話し合いを進めるためには新たな部会を設置せざるを得ない」としました。 新たな部会の設置は30日に開かれる協議会の臨時総会で話し合われます。
テレビ山口