UEXが東京配送センター建て替え。10億円投資、面積3割拡大
UEXは2026年5月、10億円を投じて東京配送センターを建て替える。現建屋の老朽化対策が主目的で、建屋面積は3割広がる。搬入搬出経路の一方通行化やクレーン増設による積み下ろし作業の効率化も図り、物流業界の労働時間規制問題の解決につなげる。5日に東京都内の本社で開いた決算説明会で明らかにした。 同センターはステンレス鋼などの物流拠点。敷地面積は1650平方メートルで、自社活用していた682平方メートルのA倉庫と、これまで外部に貸し出していた940平方メートルのB倉庫が建っている。来月からA倉庫の建て替え工事に入り、工事期間中はB倉庫を利用して配送機能を維持する。建て替えが完了したらB倉庫を解体し、トラック用駐車場などとして活用する予定。工事期間は約2年を見込む。 新倉庫は912平方メートルで既存のA倉庫よりも3割広くなる。2階建て事務所(延べ床面積404平方メートル)、キュービクル(電圧変換設備、同8平方メートル)も建てる。 建て替え費用の概算は6月時点のもので、「建設資材価格の高騰で上振れる可能性がある」と岸本則之社長は付け加える。