「恩師」迫田前監督に成長した姿を 広島新庄・秋田が快投を披露 センバツ交流試合
2020年甲子園高校野球交流試合は第2日の11日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場であり、広島新庄が天理(奈良)を4―2で破った。 【広島新庄-天理 熱戦の様子を写真特集で】 恩師に成長を伝える投球を披露した。広島新庄の先発・秋田は強打の天理打線を相手に、左腕から切れの良い直球をコーナーに散らし、6回を5安打2失点。「自分の投球が(全国でも)通用すると分かった。勝てて良かった」と喜んだ。 四回2死二、三塁のピンチで、昨秋公式戦の打率が5割超の1番・下林を迎えた。初球の外角カーブで空振りを奪うも暴投となり、同点に追いつかれた。続く2球目、直球を外角低めに決めて力ない遊ゴロに打ち取った。本人は「空振りを取るつもりだったけど、結果オーライ」と言うが、下林に「直球が多かったので狙ったが、相手がすごかった」と嘆かせた。 岡山県浅口市出身。田口麗斗(巨人)や堀瑞輝(日本ハム)らプロで活躍する左腕を育てた74歳の迫田守昭・前監督の指導を仰ごうと広島新庄を選んだ。直球が高めに抜けるなど制球が課題だったが、迫田前監督はフォームの矯正など技術的指導はあまりせず、「ワンバウンドさせる気持ちで投げろ」と心構えを説いてくれた。その指導の成果を、大舞台のマウンドで見事に示した。【伝田賢史】 ◇全16試合をライブ中継 ニュースサイト「毎日新聞」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/)と「Yahoo!JAPAN」が運営する「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)で展開する「センバツLIVE!」では、センバツ交流試合の全16試合をライブ中継します。センバツLIVE!は、パソコンやスマートフォンで、いつでもどこでも無料でお楽しみいただけます。勝負の裏側に迫った最新のニュースや写真特集など、試合の情報が盛りだくさんです。センバツ交流試合にどうぞご注目ください。