宮城県が主導する4病院再編構想のうち、県立精神医療センターについて村井知事は、名取市内で建て替える方針を表明しました。これまで示していた富谷市への移転から方針転換した格好です。 【写真を見る】村井宮城県知事「県立精神医療センターを名取市内で建て替える方向で検討」東北労災病院と併設し富谷市に移転から方針転換　県立がんセンター跡地が候補地の一つ 村井知事: 「精神医療センターにおける機能強化と精神科病床を有する一般病院との一層の連携による態勢構築に向け、患者との協議により解決が図られることを前提として、精神医療センターを名取市内で建て替える方向で検討を進めてまいります」 村井知事は、21日開会した県議会本会議でこのように述べ、県立精神医療センターについて名取市内で建て替える方向で検討を進めると表明しました。 仙台医療圏の4病院再編構想のうち名取市にある精神医療センターについて県は、東北労災病院と併設して富谷市に移転させセンターの分院を名取市に設置する案を示していました。 しかし、患者や医療関係者が反対し、11月13日には、県の精神保健福祉審議会が「名取市内での建て替えが妥当」と全会一致で決議していました。 建て替える場所については、県立がんセンター跡地を候補地の一つとして検討しているということです。