東海大相模、5回目の決勝進出 天理を接戦で降す 選抜高校野球
第93回選抜高校野球大会は第10日の31日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で準決勝が行われ、東海大相模(神奈川)が天理(奈良)を2-0で破り、2回目の優勝を果たした第83回大会(2011年)以来5回目の決勝進出を果たした。 【東海大相模vs天理の試合を写真特集で】 天理は優勝した第69回大会(1997年)以来24年ぶり2回目の決勝進出を逃した。 東海大相模は天理と第64回大会(92年)の準決勝でも対戦しており、東海大相模が3―2で勝利していた。 東海大相模は明豊(大分)―中京大中京(愛知)の勝者と決勝(4月1日午後0時半開始予定)で対戦する。【新井隆一】 東海大相模はエース左腕・石田が直球、変化球ともに切れがあり、15奪三振、無四球で2試合連続で完封した。打線は一回2死二塁から4番・柴田の左前適時打で1点を先取。九回にも2死三塁から暴投で貴重な追加点を奪った。天理は先発左腕・仲川が8回1失点と好投したが、打線がわずか3安打と援護できなかった。 ◇東海大相模・門馬敬治監督 (天理の先発は)私の中では、達投手が来ると100%思っていた。(先発の)仲川は前の試合で1イニング投げた印象しかなく、試合の中でどう対応していくかという形になった。 ◇東海大相模・柴田疾三塁手 (一回に先制の左前適時打)どうしても点が欲しかったので、しぶとく食らい付いた。(相手投手は)内角の直球とスライダーを投げ分けてくる印象だったので、内角直球を狙って打った。 ◇天理・中村良二監督 (登板回避の)達は肩肘に問題はなく、(準々決勝で痛めた)脇腹の状態を考慮した。試合終盤にも投げさせるつもりは全くなかった。相手の石田投手は最後まで球速も球のキレも変わらず、素晴らしい投手だった。 ◇天理・達孝太投手 (左脇腹痛で登板せず)仙台育英戦の試合後に痛くなった。(三回の)バント処理で滑ってしまった時に痛めたのかなと思う。投げることはできたが、一日でも長く野球をするなら投げない方がいいと判断した。 ◇決勝戦もライブ中継 公式サイト「センバツLIVE!」では、決勝もライブ中継します(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2021)。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)でも展開します。