ドラマ『ウイングマン』1話の反応は?「改変あってもナイス実写化」「デンジマンもトレンドに?」
令和版の健太が特撮ガチ勢過ぎて『デンジマン』も話題に
『I”s』『電影少女』などで知られる漫画家、桂正和先生の連載デビュー作で、1983年から85年にかけて「週刊少年ジャンプ」で連載された『ウイングマン』の実写ドラマ版の放送が、10月23日0時30分より開始されました。 【画像】え…っ? 『ウイングマン』主演の「藤岡弘、さんの息子」どんな顔? こちらが眉毛そっくりな「ガチイケメン」すぎる姿です ヒーローにあこがれる少年が主人公の本作は、主演を初代『仮面ライダー』で「本郷猛」役を演じていた藤岡弘、さんの息子である藤岡真威人さんが務め、監督とアクション監督を『ウルトラマンギンガS』『仮面ライダーフォーゼ』『獣電戦隊キョウリュウジャー』など数々の特撮シリーズでメイン監督を務めた経験のある坂本浩一さんが担当しています。原作ファンほか特撮ファンからも注目されており、1週前の10月16日0時からDMM TV先行配信されていた本作の1話には、往年のファンや初見の人びとからさまざまな反応が出ていました。 ※ここから先はドラマ『ウイングマン』のネタバレを含みます。 特撮番組が大好きで、変身ヒーローに憧れている高校生の主人公「広野健太(演:藤岡真威人)」は、自作のヒーロー「ウイングマン」のコスチュームを着て活動しており、たばこのポイ捨てを注意するも動画でさらされてしまうなど、地道な活動を続けていました。 健太はあるとき、不良に絡まれていたクラスメイトの「小川美紅(演:菊地姫奈)」を助けようとして怪我を負い、その後の帰り道で異空間から現れ落ちてきた謎の少女「アオイ(演:加藤小夏)」と出会います。そして、アオイを家に連れ帰って介抱した後、健太は彼女が持っていた妙なノートに新たなウイングマンのデザインや設定を描きこむのです。 ただ、アオイは異次元世界の都市「ポドリムス」からやってきた人物で、そのノートは書かれた願いを具現化できる「ドリムノート」でした。健太はノートの力で自分が描いた通りのウイングマンの姿になってはしゃぐものの、アオイはこのドリムノートを消滅させるために3次元世界にやってきたことを語ります。アオイの故郷ポドリムスは独裁者「リメル(CV:大塚明夫)」に支配されており、ドリムノートは彼女の父「ラーク(CV:関智一)」が無理やり開発させられたものだというのです。 アオイは父から託されたノートを3次元にしかない火で燃やして消すことが目的でしたが、健太はそれよりも自分がウイングマンになって戦った方がいいと主張します。そこへリメルの手先の刺客が現れ、健太はいよいよウイングマンに変身して戦うことになるのでした。 ドラマ『ウイングマン』は健太が中学生から高校生になり、ウイングマンとして戦える制限時間が10分から5分だけになる、ドリムノートには最初に書いたものに関連することしか書けないなどいくつかの改変が加えられていますが、それらは原作者で総合監修とキャラクターデザインも務める桂正和先生の了承のもと行われています。公式サイトに「42年前からの夢。ウイングマン実写化。感無量です。」とコメントを寄せている桂先生は、10月22日発売の「週刊FLASH」1751号掲載のインタビューで「漫画どおりにはできないので、一回解体して再構築が必要」「その作業で参加できるのが、新しい作品を作っているみたいで楽しかったですね」と語っていました。 ウイングマンのコスチュームのデザインも、桂先生本人の手で動きやすさやコスプレの技術が上がった現代で健太が作ることを考慮した変更が加えられている一方、原作者として「健太の性格」だけは絶対に変えないことをこだわったそうで、同インタビューでは「近年よくある”闇落ち”とか絶対ないキャラクターだし、そこは貫きたい」とコメントしています。 放送された1話はストーリーの流れは原作と変わっていましたが、健太は変わらず明るい性格で、未知のノートの力で変身させられてもすぐに「めちゃくちゃカッコいいじゃない」とはしゃぎ、恐ろしい刺客と戦うことになっても「来た来た来た、ヒーローっぽいシチュエーションが!」と、ノリノリで「チェイング! (チェンジとウイングを組み合わせた変身の掛け声の造語)」していました。 ドラマ第1話は放送中から話題になり、SNSでは「最初のふつーの健太の特撮ヲタのイタめの部分も、しっかり書かれてるのよき…」「健太が浮かれるのも分かるくらい、確かにこのウイングマンのデザインはカッコいい」「制限時間付きヒーローは男のロマンだから、健太が自分でそう設定しちゃうのも分かる」「何十年も待った甲斐があったよ、真威人くんの健太も演技が絶妙でいい!完全に広野健太になってる」「福本(健太の親友 演:丈太郎)役の人が一目見て福本だと分かるのがすげえ」「映美くららの松岡先生(健太の担任)が適役すぎるんよなあ」「思ってた以上に動いてるアオイ良かったわ。ドラマ用の衣装がめちゃくちゃマッチしてる」「ブラッシュアップされたチェイングの変身ポーズがカッコよすぎる」「真威人さん、いくら藤岡さんの御子息とは言え、イケメンでスタイルも抜群で演技力もアクションもキレキレなの正直凄い!」と、さまざまな称賛の声が出ています。 また、現代の高校生にも関わらず、序盤で『電子戦隊デンジマン』(1980年~81年放送)について熱く語っている健太に対し、「ドラマ版の健太、最近のニチアサの戦隊とかも見たうえでデンジマン推しなのいい」「80年代の連載当時に中学生の健太がデンジマンや『ゴーグルV』見てるより、令和の高校生健太がデンジマンにハマってる方が遥かに強火の特オタなので、この作品は信用できる」「普段は『ギャバン』やデンジマンといった昭和特撮を熱く語る一方で、部屋にはルパンカイザー(『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』に登場する巨大ロボ)が置かれている学生、なかなかすごい」などと、特撮ファンからも驚きの意見が相次いでおり、X(旧Twitter)では「ウイングマン」のほか、「デンジマン」もトレンド入りしていました。 放送枠が30分弱しかないため、1話は健太がウイングマンが変身したところで終わりましたが、終盤わずかに描かれたアオイの戦闘や、ウイングマンのスーツアクターでもある橋渡竜馬さんが不良役で披露した喧嘩シーンのキレのすごさなどもあり、すでにアクションのクオリティーへの期待も高まっているようです。 2話では健太のウイングマンとしての初戦が描かれるほか、アオイが転校生として健太の通う「仲額高校」にやってきます。さらに、宮野真守さん演じる敵「キータクラー(教師の北倉俊一として赴任)」も登場予定です。 好評のなか始まったドラマ『ウイングマン』は、DMM TVにて独占で各話放送同時配信が行われるほか、Tverでも期間限定無料配信されています。 ※本文の一部を修正しました。(2024年10月23日 16:05)
マグミクス編集部